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木造住宅の係争による裁判所の見解と専門委員制度

昨日の当ブログに係争による裁判の例が数点ありました、結論を先にいうと現行の精度では「泣き寝入り」の可能性が大きいです。
建築工事の係争では「裁判官」「原告弁護士・被告弁護士」にて裁判は進みます、しかし数年前から前述の弁護士・裁判官が建築に関し素人なので「専門委員制度」を導入しました。
ところがこの「専門委員」は裁判所が建築の有識者から選任していますが私から感想を述べると全くの素人を加入したに過ぎないと断言できます、元大学の建築の教授だとか、元ゼネコンの役員だとかを選任しています、この御仁達は木造建築が全く分からない方々なのです、現場を見ても図面で説明しても理解出来ない、見積書の見方も分からない方々なのです。
それに平均二年位の時間をかけて係争を行うのです、精神的にも体力的にも疲れます。 それに増して裁判官は民法を盾に工事人が工事を完了したなら、それは引き渡しをしたことになり工事金を払いなさいと平気でいうのです、一般慣習的には工事の良し悪しや求めていた工事をされてから工事金を支払う事を彼らは取り入れようとしないのです。 この「専門委員制度」は良い方法とは思いますが現場に明るい・見積もり書を解読できる方々が選ばれるべきなのです、現行の専門委員の無知さ加減を裁判所は知っていないのです。 ただ有識者であれば問題なしと考えている裁判所に一般常識は通用しないので裁判はよくよく考えなければいけません。

ホームページのアクセス数とIT業者

弊社のホームページの閲覧数は毎日チェックしていますが、此れが中々実情と違います。 ホームページ業者・建築情報誌等が閲覧し決まり文句は「当社にお任せ頂ければ、確実に有料な情報が来ます」と電話攻勢です。 それも100万単位のコマーシャル料なのです、弊社は殆どお断りしていますが理由は宣伝広告費にお金を投入すると「お客様の単価に転嫁することになります」…そういう訳で弊社は弊社なりのお客様を大事にして来たせいか、リピーター・お客様の紹介が中心で「安く・よりよく・安心・品質が高い」商品を提供していますので、どうかホームページ業者の7方や建築情報誌の方はご遠慮してください。現場第一主義が弊社の方針ですのでご理解をお願いします。

新築工事とリフォーム工事

新築工事とリフォーム工事では工事の難度が違います、新築工事は何も無い所に図面を基にして建築していきます…当たり前の様でいて建築の難度は易しい建築工事です。 しかしリフォーム工事になると、その建物を当初建築した会社や大工さんがどのように建築したのか判りません(表面からでは分からない)、中を開いてみてびっくりする建物が多いのはよく有る事です。
間違った材料の使い方をしている建物が多く散在しています、それをいかに正常なものに戻すかがリフォーム工事の難度です。 つまり新築工事とは比べようのない難度になります。
昨今の状況を見ていると新築工事が格段と減少し、新築工事ばかりをやっていた建築業者がリフォーム工事も手掛けるようになってきていますが工事に入ってから難度を知りしっかりと直さないで仕上げてしまいます。 お客様は表面だけしか分からないため、それで良いものだと何の不信を抱かずにいます。 我々からすると首を傾げたくなるリフォームが多いのが現実なのです、これは大手メーカーや中小に至る業者が実際に行っている実態なのです。 お客様の動向も大手なら安心だから発注する、或いは見積書を数社から取り寄せ一番安いところへ発注するといった両極端が現実です、数社から見積もりを取っても見積書の内容の違いが判別できないまま一番廉価な会社へ発注する事が多いのです。 お客様にとって一番大切な決断は、親身なって工事をしてくれる業者選択をする事が大切なのですが実際には安心感を持てる多少高くとも有名メーカーや廉価な中小業者に相見積もりをして決定しています。 残念ながらこれでは中々難しいのが現実なのです、つまりお客さまが見積もりを見れば違い分かればいいのですが金額の多寡や大手メーカーの安心度合できめています。 本当は安心できる業者であり、この業者の技術屋さんの経験と豊富な知識に裏打ちされた所を選定するべきなのですが…失敗して、いや失敗を発見して初めてわかる事が多く散在しているのが現実です。

スノーストッパールーフとスタイロフォーム

お問い合わせの中に数件の事例がありましたので記述します。  「スノーストッパールーフにスタイロフォームは有効か?」という疑問の問い合わせでした。
スノーストッパールーフは落雪を止めながら融水する工法です、その一番大事なトタンからの突起部分は中にL型アングルを補強材として入れますが、このアングルは屋根下地の垂木という木材に釘を打ち込み固定します。
つまり、その間にスタイロフォームを入れる事になると釘が浮いた状態で固定される事になります。 結果としては、全くこの工法を理解していない業者さんや技術屋さんが実在する事がいる事になります。
よってスノーストッパールーフにスタイロフォームは必要ではありません。

寿し処・福長

ここの店は19年前に私が設計・施工した建物です。 店主が人一倍、味の研鑽を怠らない人物で、人柄もとても良い。 私は月に二、三度は食べに行く、特上か最上(さいじょう)を注文するが回転寿司に行くよりかは多少高めだが行って食べる価値は大ありだ、北広島の中で唯一お勧めの店である、建物も19年間で外装塗装しただけでその他は建築当時のままだがまだまだ小奇麗です。
僕のフェイスブック「上野聰志」にもお店の紹介をしているが、食通が通いこの不景気にも関わらず繁盛している。 是非行ってみる価値あります、札幌や小樽にも負けない一押し店であります。 

リフォーム工事の難しさ

十年前位から年々新築工事が減少の一途を辿っています、大手ハウスメーカーはどこも最近になってリフォーム工事に方向転換して来ました、ここで大事なのはリフォーム工事には経験豊富な技術者と熟練した職人が不可欠なのです。  大手ハウスメーカーは自社の新築建物を規格化や工場生産で長きに渡り営業して来ましたので、何処の工務店か、何処の大工さんか分からずに工事に入ると規格化されていない現場ではしっかりとした工事が出来ない事が往々にあります。 開いてビックリな中味の粗雑さにあうとお手上げになり直さずに蓋をしてしまう事があるのです、こうした経験は弊社でお客様からの苦情相談でよく出くわします、つまり新築工事のように何もない所から所定のマニュアルどうり工事を進める事は容易でも、誰かわからない既に出来上がっている建物のリフォームには難度が高くお手上げになってしまい、そこそこで工事をやってしまうのです。 名前や低価格でリフォームを7やってはいけません、しっかりと現場を見てもらい何が悪いのか、どうすれば良くなるのかを事前に技術者に聴いてから、発注者の予算とにらめっこしてより良い工事を頼める業者探しをしなければいけません。
弊社のトラブル相談コーナーへ寄せられる事例でも有名メーカー社から中堅業者まで、此方が本当に貴方プロなの…というくらい粗雑・手抜きがあります、直し方や商品の使い方も分からずに工事をしてしまうような業者が多すぎます。 弊社も16年前からリフォームを主体にやってきましたが、陰口で「営繕屋とか何でも屋」等々の言われ続けてきましたが、今になってプロからの相談がある状況です。リフォームはそれだけ難しいという事です。

12/5スノーストッパールーフに断熱材は有効か?

本日のアクセスに表題の問い合わせというか質問形式のものが6件ありました、結論は余り関係が無い事ですので間違った解釈はしない方が宜しいかと思います。
屋根の下は外気と同じ温度が好ましく断熱材を屋根下地に入れる事によって、外気が小屋裏換気をしても屋根下で変化が起こり正常な融雪がしなくなります。
二階や一階の天井上には沢山の断熱をする事は好ましいですが、屋根下に入れたからといって融雪が早まるものではありませんので誤解のないようにしてください。

10/25検索文への回答

「スノーストッパールーフの一部をフラット板金した場合のメリット」…状況が詳しくわかりませんが一言いえるのはデメリットは有ってもメリットは無いと思います。
どうしてもフラット(平板トタン)にしなければならない場合は、平板トタンの下にはルーフヒーターを絶対入れなくてはいけませんよ。

吹きつけ断熱材施工方法&ゴムマット(10/23お問い合わせ分)

1.「吹きつけ断熱材の施工方法」について
この手のトラブルはよく耳にします、木造の建物に発泡ウレタン断熱材を直接吹きつけしてトラブルになる典型的ケースです、木は生き物です片側を呼吸出来なくすれば木は歪みます…この事を知らない業者や建築士が多すぎます、正しい施工方法としては木材にスタイロフォームを一度取り付け、その上で発泡ウレタン断熱をするのが正解なのです。 過去にこのような事故で裁判をしているとの相談を受けましたが残念ながら現行の建築紛争事件には「専門委員制度」という特殊な裁判になります、裁判所が任意の建築士を専門委員として採用し裁判官の助言者として裁判をする訳ですがこの専門委員の大半は木造建築を全く知らない方々でありながら、専門委員の判断=判決となってしまいます、結果、消費者が負けてしまうケースが殆どなのです。この裁判制度を皆さんが知って社会問題にしなければいけません、私も6/18UHBスパーニュースに出て、この問題を提起しましたが消費者である皆さんの反応が薄くテレビ局も消極的になってしまったのは嘆かわしい事です。本題に戻しますが、消費者の皆さんが業者選びをする際に卓越した経験と技術を持った業者選択を心がけなくてはいけません。
2.「90*180のゴムマット」について
これから冬を迎えますが弊社で取り扱っているゴムマットは車のタイヤを再生した非常に丈夫で品質の高いものです、名前を出して悪いですがホーマックさんやジョイフルさんの店頭に置かれている商品の粗悪さとは全く違います、弊社で10年前に施工した物は現在でも全く異変無く、お客様に大変喜ばれています。サイズはご指摘の通り90*180のゴムマットからいろいろ有りますのでお問い合わせください。

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1.「スノーストッパールーフ・施工基準」について…施工基準はきっちりあります、(株)マキタさんのマニュアルをお取り寄せください、(株)マキタさんのホームページから電話番号調べて連絡して見てください。もしそれでも無理なら弊社へ住所・名前をお知らせ頂ければコピーをさしあげますし、施工写真もお送りします。
2.「バスリブ壁用」…壁用もあります、フクビのホームページをご覧ください。
3.「換気ストッパー工事とは」…分かりません、換気ダンパーの事ではないかと思いますが何れにしても換気を遮断するのは良いことではありません。
4.「イーブスベンツを使った方法」…様々なところに、様々な施工の仕方があります、具体的に何処にどのように使いたいのか弊社へお問い合わせください、状況によっては施工図を書いてお送りします。